2021.5.22-23

​邦久庵の差し茅ワークショップ

Repair Workshop of Thatched-Roof

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開催の主旨

Overview

 日本初の超高層を設計した建築家・池田武邦さんの終の住処は、なぜ茅葺き屋根の庵だったのか?その意味を体感する絶好の機会。2021/5/22(月)〜23(火)、茅葺き屋根を「差し茅」の技法を体験しながら改修に参加できるワークショップを開催します。

邦久庵についてはこちら

 池田さんは、なぜ茅葺き屋根で終の住処を建てたのでしょうか。 「自然を畏怖する心、自然への感性を失ってはならない」と常々語った池田さんが目指したのは、自然の一部として暮らすにふさわしい「土に還る」建築でした。地域で採れる自然の材料で、断熱性・調湿性に優れた茅葺き屋根は、そのシンボルとして採用されたのです。

 

 現代においては、茅葺き屋根のような伝統工法技術を、後世に伝承する機会がほとんどありません。邦久庵を建てようと計画していた頃、「私の弟子は、伝統工法の家に携わったことがない」という地元の大工であった志田功一さんの嘆きをふと聞いた池田さんは、長く時間をかけて培われた地元の技術が途絶えてしまうことを強く危惧し、自分の家で存分にその技術を伝承してくれ、と依頼したのです。

 ですから、私たちは邦久庵の屋根を補修する機会を、伝統工法技術に多くの方が触れ、何かしら気づきを得る重要なチャンスだと捉えています。約3週間に及ぶ工期の中で2日間、職人さんの仕事を紹介してもらったり、工事の様子を見学したり、工事のサポートを体験できるワークショップの日を設けることになりました。池田さんが残してくれた邦久庵という生きた教材を、今回支援してくださる皆さま もぜひ体感し学んでいただければ、嬉しく思います。

「差し茅」とは

About Repair

 茅葺き屋根の傷んだ部分を取り除き、新しい茅を葺いていくことで、屋根の内側まで傷んでしまう前に行う補修作業です。屋根の奥の茅を手入れし、新たな茅を差し足して、凹凸のでき始めている屋根全体をきれいな面に整えます。

 2021年5月の上旬から3週間に渡って工事を行い、5月の末に、完了予定です。差し茅が完了すれば、また10年ほどは安心して使って大丈夫になるのだそうです。

ワークショップ概要

About Workshop

■ 場所・日時

2021年5月22日(土)、5月23日(日)

9時〜16時半ごろ(工事の進捗に伴い前後する可能性があります)

  • 出入り自由ですが、おおよその参加時間は事前にお知らせくださいますようご協力をお願いいたします。

  • どうしても都合がつかない方は24日(月)、25日(火)に個別で対応可能ですのでご相談ください。

■ 体験できること

軒先の足場までいっしょにのぼり、職人さんの作業を手伝ったり、説明を聞いたり、間近で見ていただくかたちになります。足場に同時にのぼれる人数は5人前後になるため、1時間程度ごとに交代で職人さん達と作業を行います。その他、邦久庵の建物案内は随時対応いたします。休憩はご自由にとっていただいて結構です。

■ 参加条件

  1. 建築や都市、環境に関心のある大学生以下の方は無料でご参加いただけます(大学院生も可・同伴者も事前に連絡の上ご参加ください)。

  2. 茅葺き屋根補修のためのクラウドファンディングでワークショップ招待枠をお申込みいただいた方は無料でご参加いただけます。

■ 申込方法

  1. 大学生以下の方:本ページ下部の申し込みフォームよりご連絡ください「氏名」「連絡先」「所属」「参加人数」「参加日時」「その他希望事項」を本文にご記入ください。

  2. クラウドファンディングで申込まれた方:後日邦久庵倶楽部からご連絡いたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

■ 参加にあたっての注意事項

  • 新型コロナウイルスの感染拡大状況により、ワークショップの人数を制限したりせざるを得なくなる場合があります。その場合は誠に申し訳ございませんが、改修後のワークショップにご参加いただくなどの代替の機会を取りたいと思いますので、ご容赦ください。

  • 雨天時、悪天候時は工事が中止となる場合があります。その場合は建物のご案内に加え、簡単な茅葺きについての説明会程度の実施となります。もちろん建物でゆっくり過ごしていただくことは可能ですが、この点も予めご了承ください。

  • 送迎はご相談の上、JRハウステンボス駅〜邦久庵を対応いたします。時間は邦久庵倶楽部のボランティアスタッフが可能な範囲となりますが、ご希望があれば事前にお申し付けください。

お申込み

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