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建築紹介
Architecture

建築概要
Overview
邦久庵は、二〇〇一年に建築家・池田武邦が終の住処として大村湾のほとりに設計した庵です。池田武邦は、霞が関ビル(1968)、長崎オランダ 村(1983)、ハウステンボス(1991)などを設計し、日本有数の設計事務所「日本設計」の創立者として知られています。日本初の超高層ビルを設計した建築家が、自然と建物の関係を見つめ直した結果辿り着いたのは茅葺き屋根のすみかでした。長崎県西海市の「琵琶ノ首鼻」と呼ばれる小さな岬に建ち、ほぼすべて九州の材だけを用いた伝統工法で建てられました。湾に突き出した広縁からの眺めは素晴らしく、内外ふたつの囲炉裏を焼べながら大村湾を臨む時間は本当に贅沢です。 これだけ海に近い木造住宅は「山影で、波が静かで、塩分濃度が低い。日本の中でこの場所でしかできない建築のあり方」だと言います。南は小さな山に寄り添い、西に入江を抱えた邦久庵。水際と涼やかな風、そしてこれ以上無い夕景が、心を洗い流してくれます。
