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邦久庵のハツカエビス2024

"Hatsuka Ebisu Festival" in 21st, January, 2024

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2017年の1月から毎年開催してきた「邦久庵のハツカエビス」。一般参加の叶わないコロナ禍の期間もありましたが、この回でいよいよ8回目の開催となりました。

大村湾沿いのあちこちの集落行われてきた1月20日の伝統行事は、いわば「漁師さんたちの正月」なのだそうです。漁師さんの減少とともに、ここ切崎の集落でも行われなくなってしまいましたが、恵比寿様のある岬に建つ邦久庵を使わせていただく上では欠かせない行事です。

恒例の赤い鉢巻を締めて、今年も地元の方とともに参拝しました。

時節柄、海が荒れる日も多い「ハツカエビス」ですが、今年は1月下旬とは思えない穏やかな好天に恵まれ、今年の邦久庵倶楽部にとって、とてもよい船出の一日となりました。

お昼には、海の幸を焼いたり、お餅を焼いたり、地元の食材を煮詰めたお椀をいただいたり。参加者の方が往路わざわざ遠回りして準備し、差し入れてくださったお饅頭も、大変美味でした。

 

立場も分野も関係なく、同じ目線で語らい合うのは、池田武邦さんが常日頃から大事にされていた場のあり方。午後は、今回集まってくださった17名一同で、車座になって囲炉裏を囲みました。

 

皆さんから一言ずつ、ご自身の活動や興味関心をお話しいただいたところ、どなたからもそれぞれの思いと姿勢で長崎一帯の自然を楽しみ、暮らしを見つめ、地に足をつけた生き方をされていることが溢れ出る、とても充実した囲炉裏の時間でした。

 

最後に、建築家で池田武邦さんとの交流も深かった建築家・中村享一さんから、阪神・淡路大震災の際のお話を伺いました。JIA(日本建築家協会)の震災調査委員会の一員として、池田武邦さん達とともに現地入りされた時の様子を、ご紹介いただきました。現地住民の方とのやりとり、水を確保するための必死の手段、余震による建物倒壊リスクを素人でも把握する方法など…。

1/1から能登地震があり、阪神淡路大震災の1/17の直後だったからこそ、より真剣に耳を傾けるべき貴重な体験談を伺うことができました。

■プログラム

11:00-  集合​後、建物案内・恵比寿様参拝
12:00- 囲炉裏を囲んでの昼食会・自己紹介 
13:30- 建物案内
14:00- かんたんなお茶会
15:00  散会

当日の様子

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