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邦久庵大掃除

2018

Year-End Cleaning Party 2018

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邦久庵で大掃除ワークショップを開催しました!

いよいよ2018年の終わりも見えてきた中、障子の張替え、高い屋根裏の掃除、ワックスを使わない床仕上げ、どうやってやるんだろう?古くからの知恵に学んで空間を整えながら、1日邦久庵を満喫しました。

池田武邦さんご本人が邦久庵を訪れた際、「梁の上のホコリとか、落とさないとダメだぞ。昔はみなさん年末になると掃除で集まってくれて、それが地域のいい繋がりになったもんだ…」と語ったことから始まった企画でした。大掃除ということでちょっとハードルの高めな催しになったかもと心配しておりましたが、主催者含めるとちょうど20名の方がご参加くださり、遠くはなんと千葉・勝浦をはじめ東京、鹿児島からも参加者が。「邦久庵に触れたい…!」という熱い思いの面々が5時間ほど掛けて、築19年目を迎える建物を丹精込めて整え直しました。

 

・障子紙12枚の総張り替え

・笹を使った梁の煤はらい

・ぬか袋で床柱みがき

・新聞紙で窓拭き

・網戸の水洗い

・神棚のおそうじ

・屋根に掛かってしまった枝落とし

・鎌や剪定バサミの研ぎなおし

・囲炉裏の灰のガラ濾し

 

などなど…昔ながらの知恵も交えながらのお掃除メニューでした。

 

大きな邦久庵ですのでどこまでやれるかと思いましたが、それぞれがやれる範囲で取り組み、20人が力を合わせるとスイスイ進み、10時半くらい(予定よりフライングでスタート)から掃除をはじめ、12時からはゆったりランチ。13時ごろから掃除を再開して15時くらいには完了しました。初めての方には建物案内もでき、参加者同士での自然なコミュニケーションも楽しんでいただけたように思います。

 

ランチは「さつまいもと邦久庵味噌の豚汁」「栗ご飯」を中心に、今回も絶品のまかないランチを地元のみなさんがご用意くださいました。終わった後は、17時半ごろから忘年会。ジビエ鍋にジビエ串。いろんな出自の皆さんが囲炉裏を囲んでひとつの輪になって味わう地元の素材。ビール、焼酎。日本酒は青竹に入れて炭火で温めるカッポ酒。23時まで、楽しんでしまいました。

 

今年は計6回のイベントや公開を行ってきまして、その最終回となりました。まだ決して建物の傷みが止まっているわけではないのですが、皆さんと使いまた綺麗にしてを繰り返す中で、建物の各所にハリツヤが戻ってきているのも間違いなく事実。来年、さらに新しい展開ができるように、そして今年やったことが来年もしっかりできるように、着実に進めていきたいと思います。

 

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